AWS Storage
S3、EBS、EFS、RDS
S3（Simple Storage Service）
オブジェクトストレージ。無制限の容量、11 9sの耐久性（99.999999999%）。
ストレージクラス
| クラス | ユースケース | コスト |
|---|---|---|
| Standard | 頻繁にアクセスするデータ | 高 |
| Intelligent-Tiering | アクセスパターンが変動 | 自動最適化 |
| Standard-IA | 低頻度アクセス、即時取得 | 中 |
| One Zone-IA | 低頻度、単一AZで十分 | 低 |
| Glacier Instant | アーカイブ、即時取得 | 低 |
| Glacier Deep Archive | 長期保存、12時間取得 | 最低 |
1 # S3操作 2 aws s3 ls s3://my-bucket/ 3 aws s3 cp file.txt s3://my-bucket/ 4 aws s3 sync ./local-dir s3://my-bucket/prefix/ 5 6 # プリサインドURL（一時的な署名付きURL） 7 aws s3 presign s3://my-bucket/file.txt --expires-in 3600
S3セキュリティ
バケットポリシー
バケットレベルのアクセス制御（JSON）
ACL
オブジェクトレベルのアクセス制御（レガシー）
暗号化
SSE-S3、SSE-KMS、SSE-C、クライアント側
Block Public Access
パブリックアクセスをブロック（デフォルト有効）
EBS（Elastic Block Store）
EC2にアタッチするブロックストレージ。永続的、スナップショット可能。
| タイプ | ユースケース | IOPS |
|---|---|---|
| gp3 | 汎用SSD（推奨） | 3,000-16,000 |
| gp2 | 汎用SSD（旧世代） | サイズに比例 |
| io2 | 高性能SSD | 最大64,000 |
| st1 | スループット最適化HDD | 500 MB/s |
| sc1 | コールドHDD | 250 MB/s |
注意: EBSは単一AZ。複数AZで使用するにはスナップショットをコピー、 または EFS を使用。
EFS（Elastic File System）
マネージドNFS。複数EC2から同時マウント可能。自動スケーリング。
メリット
- • 複数AZ、複数インスタンスで共有
- • 自動容量スケーリング
- • POSIX互換
ユースケース
- • コンテナ共有ストレージ
- • CMS/Webサーバー
- • 開発環境
RDS（Relational Database Service）
マネージドRDBMS。パッチ適用、バックアップ、レプリケーションをAWSが管理。
対応エンジン
MySQL
PostgreSQL
MariaDB
Oracle
SQL Server
Aurora
Multi-AZ
同期レプリケーション。自動フェイルオーバー。高可用性。
リードレプリカ
非同期レプリケーション。読み取りスケーリング。
Aurora
AWS独自。MySQL/PostgreSQL互換。5倍高速。自動スケーリング。
ストレージ選択ガイド
- S3:
静的ファイル、バックアップ、データレイク、Webホスティング
- EBS:
EC2のルートボリューム、データベースストレージ
- EFS:
複数インスタンスで共有が必要、コンテナストレージ
- RDS:
リレーショナルデータ、運用負荷を減らしたい
- DynamoDB:
Key-Value、高スループット、サーバーレス